Posts (page 2)
「LOFT」と「アカルイミライ」の二作品を見て、似てるなぁってすごく思った。
死者との対話ってのが、昔からずっと続いている物語のコアならば、この二作品もそれを受け継いでいる。それを軸に展開している物語に見えたからそうなのかもしれない。
内田樹の書籍を読んだばっかりだから、かなり影響されているなぁって自分でもかなり思う感想だけど。物語を何でもかんでも人類学的に見ようとしてるところとか。なんだか偏狭な見方になっちゃってる気がする。
死者との対話があったらどうなんだっていう話。結局、「LOFT」の美しさや「アカルイミライ」のキュンキュンする感じが、やっぱりすばらしいんでしょう。解釈は本質的に一義的ではないしね。
「愛するということ(原題:The Art of Love)」(エーリッヒ・フロム著)
展覧会公式ウェブサイト:
東京写真美術館 > 森山大道展
http://www.syabi.com/details/daido.html
「黒沢清の映画術」(黒沢清著) 知らない人は知らないかもしれないけど、黒沢清監督は現代の日本で最も重要な映画監督のひとり。映画が好きで詳しい人ほど「黒澤明よりも黒沢清のほうが重要」って言う。 とりあえずこの本なんだけど、これは読んでよかった。おもしろいし、映画に対する興味も増す。それに現代の日本映画の重要人物たちのつながりなんかも分ったりしておもしろい。その関係性は大学時代までさかのぼることになるんだけど、そういうところは今のおれの状況と比較したりして。映画評論家の蓮實重彦さんと、その下に集まった黒沢清を始め、現在ではプロの映画監である督青山真治、塩田明彦などのよく聞く名前の数々。当時は自主制作映画ブームみたいなものがあったらしいんだけど、やっぱり今の自主制作映画よりは勢いがある気がするようなしないような。 映画術といっても映画の技法について細々と説明するようなことは本書にはない。けれども唯一黒沢清監督が強調していたのが「ワンカット性」ということ。映画のほんとうに大切なところは何か。それを突き詰めると、どう「ワンカット」で撮るか、ということになる。無駄にカットを割って、ダイナミックさを失うことは避けよ。その言葉はこれから自主映画を撮るときには胸に刻み付けようと思った。